2020年02月28日 │ お知らせ
もし【新型コロナウイルス】で亡くなった場合にはどうなるの?
ありがとうございます。
長野県中野市・山ノ内町を中心に、お葬式・家族葬・御法要のお手伝いをさせていただいておりますベルホール吉池の土屋正雄です。
2020年の今年に入り突如発生し、現在もテレビなどで連日報道され猛威を振るっています『新型コロナウイルス感染症』。一向に収束の気配がなく、日々新たな感染者が見つかったという報道が日々されています。
私たちの長野県でも、初めての先日感染者が見つかりました。また27日には政府からの、突然の『臨時休校要請』により、各地域で様々な混乱が生じております。
また香港では、『新型コロナウィルス』に感染した感染者のペットの犬からも、弱い陽性反応があったとメディアでも報じられ、「いつ収束するのか?」まったく分からない状態です。
こうした中、お客様から「もし、コロナウイルスが原因で亡くなった場合、お葬式はどうすれば良いの?」と質問を頂きました。そこで今回は、もし『新型コロナウイルス感染症』に感染しお亡くなりになった場合にお葬式はどのように行うのか?についてご紹介させて頂きます。
【感染症とは】
ここでは感染症とは、そもそもどのようなものであるのかについてご紹介させて頂きます。
まず、今回の『新型コロナウイルス感染症』は、指定感染症に当たるかと思われますが、この「指定感染症」については以下のような文言があります。
特定感染症とは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に規定されている特定の疾病のことをいう。感染力や罹患した場合における重篤性などに基づき、感染症を危険性が高い順に一類から五類に分類する。
認知の感染症であっても、危険性が高く特別な対応が必要であると判断される場合には、政令により「指定感染症」に指定し対応する。また、既に知られている感染症と異なり、危険度が高いと考えられる新たな感染症が確認された場合「新感染症」として分類し、対応します。
【感染症の分類について】感染症の分類について
感染症は、その感染力や罹患した場合の重篤性により、その危険性が高い順に『一類感染症』から『五類感染症』まで分けられると言いますが、具体的にどんな感染症が危険度別に分類されているのかをご紹介させて頂きます。
● 一類感染症
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エボラ出血熱
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クリミア・コンゴ出血熱
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痘そう
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南米出血熱
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ペスト
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マールフルグ病
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ラッサ熱
● 二類感染症
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急性灰白髄炎(ポリオ)
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結核
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ジフテリア
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重症急性呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る)
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中東呼吸器症候群(病原体がベータコロナウイルス属MERSコロ
ナウイルスであるものに限る。
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鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)
● 三類感染症
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コレラ
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細菌性赤痢
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腸管出血性大腸菌感染症
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腸チフス
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パラチフス
● 四類感染症
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E型肝炎
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A型肝炎
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黄熱
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Q熱
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狂犬病
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炭疸
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鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)を除く)
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ボツリヌス症
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マラリア
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野兎病
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ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む)
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エキノコックス症
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オウム病
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オムスク出血熱
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回帰熱
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キヤサヌル森林病
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コクシジオイデス症
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サル痘
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ジカウイルス感染症
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重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る)
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腎症候性出血熱
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西部ウマ脳炎
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ダニ媒介脳炎
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チクングニア熱
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つつが虫病
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デング熱
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東部ウマ脳炎
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二パウイルス感染症
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日本紅斑熱
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日本脳炎
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ハンタウイルス肺症候群
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Bウイルス病
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鼻疸
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ブルセラ症
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ベネズエラウマ脳炎
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ヘンドラウイルス感染症
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発しんチフス
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ライム病
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リツサウイルス感染症
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リフトバレー熱
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類鼻疸
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レジオネラ症
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レプトスピラ症
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ロッキー山紅斑熱
【法律によるきまりなどについて】
前に記載した分類のうち、三種以上は法律により「火葬」が義務付けられています。そして、感染症に感染した方がお亡くなりになった場合にも法律により定めがあります。
下記のような内容になっています。
【感染症指定医療機関において一類感染症患者がお亡くなりの場合の対応】
一類の場合は対応の原則として感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律30条第三項の規定に基づき、御遺体は24時間以内に火葬するものとする。と記載されています。また、火葬については現場の状況次第ではあるが、それまでの間、当該患者に対応してきた保健所の職員が立ち会うことが望ましいこと。
という通達があります。
恐らく、今回の新型コロナウイルス感染症は前例に基づいて、二類に分類される可能性が高いと思われます。
※現時点で確定している内容ではありません。ご承知・ご注意下さい。
【『新型コロナウィルス感染症』の方がお亡くなりになった場合の火葬について】
新型コロナウイルス感染症の方がお亡くなりになった場合、その火葬については本日現在においては、一類の感染症として分類されていませんので24間以内の火葬ではありません。また、保健所の職員の方の立ち会いも必要ありませんし、通常の火葬・葬儀の形で問題ありません。
ただし、前回のSARSの場合も同様だったようですが、その感染症の流行り具合や重篤さを考慮し、二類や三類の場合であっても保健所より直ちに火葬するよう指示が出る場合もあります。
あくまでも可能性としてのお話ですので、本日現在においては『新型コロナウイルス感染症』の全貌が明らかになっていませんので、今後どのようになるのかについては全く不明です。
もし、前述のように保健所からの指導で24時間以内の火葬を指示された場合には、もしかすると火葬後のお通夜、葬儀といった流れになります。
ベルホール吉池では、昨年末からエース産業様「オゾフレッシュG500」を導入させていただきました。オゾンを発生させ、施設内の脱臭効果はもちろんの事、「インフルエンザウィルス」等の除菌効果もあります。
少しでも、御家族様、御会葬の方々に安心してご来館いただける環境づくりを心掛けております。
※ 現在の『新型コロナウィルス』対策になるかどうかは、今現在連絡頂いておりません。
上記以外の事でも構いません。お葬式に関するマナーや疑問点、お葬式や家族葬に関するご質問やご相談などもお気軽に☎0120-40-3448ベルホール吉池までお問い合わせください。
ありがとうございます。